お祝いの席(初顔合わせ)の時に作った炊き込みご飯

先週の週末に作った炊き込みご飯を少し紹介します。

菜の花、薄揚げ、土筆、人参の炊き込みご飯。

菜の花と薄揚げと土筆(つくし)と人参の炊き込みご飯になります。

春の息吹を感じる炊き込みご飯になりました。土筆は佐世保では見たことがないので今回のお祝いのために唐津の方に仕入れに行ってきました。その土地ごとに流通する食材が違うので自分もとても勉強になりました。頻繁にはなかなかいけませんがタイミングを見てまた唐津にはいきたいと思っています。佐世保では流通が少ない希少食材を使った料理をお客様に提供できたのでよかったです。

菜の花は湯がいて出汁に漬け込み、土筆は薄皮をむいて酢を入れたお湯で湯がいたあと少し水でさらしています。春の野菜は何といっても苦味なので苦味が強すぎてもいけないですし弱くてもいけないと考えております。食材の個性を活かした料理を心がけております。この炊き込みご飯は昆布だしに塩、酒、薄口で味付けしています。この炊き込みご飯の名脇役と呼べるのがこの薄揚げになります。

この薄揚げは機械揚げのものでなく手揚げで作られたものになります。何が違うの?と思われた方多いと思います。

実はスーパーにおいてあるうすあげは機械揚げのものになります。機械揚げのうすあげは口に残ってかむのが大変です。

この手揚げのうすあげは豆腐屋さんで作っている豆腐屋さんが非常に少ないので佐世保ではとても貴重なものになります。

高い食材ではないんですが作るのに手間がかかるので非常に少ないんです。ひとつひとつの形はいびつなんですが味わいは非常においしいです。通常薄揚げを作るときは油抜きといいまして熱湯をかけて油分をとる調理法をするのが基本となりますが。

うちではこの油抜きをあえてやらずに炊き込みご飯に入れております。なぜ油抜きをしないのかというとこの薄揚げの油が炊き込みご飯においてはとてもいいアクセントになるからです。この薄揚げがいい仕事をするんです。見た目の派手さはないんですがどこか落ち着くような。そんな味わいの炊き込みご飯になりました。

またタイミングがあればこの炊き込みご飯作りたいと思います。ご予約の際はよろしくお願いいたします。


佐世保の和食「日本料理 たま」鮮魚のコース料理がお祝いの食事や会食におすすめ (nihonryouri-tama.com)


長崎佐世保の和食屋【日本料理たま】

住所 857-0134

長崎県佐世保市瀬戸越3-293-8

TEL 0956-40-8141

ご来店日の2日前までの完全予約制

定休日毎週水曜日

営業時間 【ランチ】11時~14時。【ディナー】16時30分~21時。

ランチ3300円からのおまかせ料理、ディナー 5500円、7700円、11000円~のおまかせ料理。ご予約は2名様からとなっております。

料理や食材を指定された場合設定している価格帯より高くなることがありますので予めご了承下さい。